パリバンタルのキャペリーヌ

先日、嬉しいことがあった。
会いたいな、、、と思っていた人に偶然、会ったのです。

来客用に茶菓子をと買いに行った伊勢丹で
地下に降りるエスカレーター脇のベンチに
彼は杖を片手に座っていました。
その横顔を発見した時、「嘘でしょう?」と半信半疑で
正面に回って本人を確認した時には、
嬉しくて飛びつきそうになった。
ぶんたるキャペ
92歳になる母の兄、つまり叔父です。
母は早く亡くなっているので
その兄である彼には母の面影を感じて愛着の念も強いのです。
相変わらず素敵な紳士ぶり、、、
雑踏の中から宝物を見つけたように嬉しかった。

写真の帽子は30年以上前に作ったもので
パリバンタルのキャペリーヌです。
ナチュラルな高級素材は時を重ねて良い味を出している。
人もそのように重ねることができれば幸いである。