KYOKO

先日のbunnkamuraの打ち合わせで嬉しかったこと。
一回だけお目にかかったことはあったけど、その担当者が私が部屋に入るなり
「KYOKOさん!」と声をかけてくれたことだ。

名前を呼ばれて嬉しかったのだ。

子供の頃から家族からも「きょうこ」とは呼ばれなかった。
なぜだろう、よくわからないけど気がつくと
「ちーちゃん」とか「いーちゃん」とか呼ばれていた。
なぜなら小さいから、とか良い子だから、とか。
それはあまり嬉しくなかったけど、物心ついた頃から自分からそう呼んでいたから
改めて直すことも難しいなか大人になってしまった。

友達からも苗字で呼ばれることが多くて、そんな自分を払拭したくて
帽子作家としての名前はKYOKOを前面に出した。

そんな中、「KYOKOさん」と呼ばれて親しみを感じたし、嬉しかったのはひと塩だ。

話はそれるが原田美枝子がテレビで話していたこと。
ご自身のお母様の介護をする中で
苗字を呼ばれても振り向かなかった母が、名前を呼ばれると振り向いたと。

やっぱり名前を呼ばれるって特に女性にとっては嬉しいことなんだな〜と思う。
だって、結婚すると当たり前に苗字が変わる慣習の中で
変わらない名前には愛着があるはずだから。

忘れちゃいそうな小さな気持ちだけど
一つずつ掘り起こして大切にしてあげたいなと思った。

そしてそんな気持ちは作品作りにも通づるものがある。

アトリエKYOKOの「私の帽子ものがたり」はそんなことから始まった。

写真1枚目2枚目:散歩の途中で。3枚目:散歩で取ったネコジャラシをアトリエに飾って。
秋が真っ盛りですね。

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友達に手紙を書くように気ままに書きながら
そのことで自分を癒し、元気づけています。

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