アトリエには通りに面して小さな窓がある。
この窓が好きだ。

ただ、今までは仕事や家事に追われて
作品を飾ってみたり、放ったらかしになっていたり
気まぐれ状態であった。

でも、この頃、通りがかりの人に話しかけるような気持ちで言葉も添えて飾っている。
誰とも分からない相手と会話しているみたいで意外と楽しい、再発見だ。

以前からそのようにした事も確かあったのだが
だからと言って、目に見える何かしらの反応があるわけでもなく
やってもやらなくても同じ〜と感じたのも事実、
いつしか、すっかりうっかり忘れていた。

そうなのだ、人間は、大切だと気がついていても、つい、忘れることがある。
忙しくしていれば尚更だ。

しかし、年齢を重ねて動きが鈍くなり
また、その事を肯定的に捉えて、ゆっくり動くようになり思い出すことができた。
おめでとう、自分!

目に見えても見えなくても、行き交う誰かさんのふとした視線に
私の窓から明るい一瞬を受け取ってもらえたら嬉しいではないか。
地味に足元を耕す事に喜びを感じるようになった

感性が深くなったのかな、歳をとるのも悪くない。

窓について言えば、日本人はとかくカーテンをして表から内側が見えないようにするようだ。
でも、私はとにかく明るいのが好き。
レースのカーテンで微妙に暗くなるのも疎ましい。
パキッとオープンにしてマックス明るく過ごしたい。

そんな家をあまり見ないから、それって変わり者?と少々後ろめたく思う時
思い出すのは姪っ子が留学したオランダのこと。
彼の地では窓にカーテンをせず光をいっぱいに部屋に入れるらしい。
我が意を得たりと嬉しくなる。

純粋な日本人の夫は、カーテンを下ろしたくなるようだが
もしかして、私の前世はオランダ人かもと、都合の良い妄想を抱きながら
アトリエの窓は堂々とオープンにしている。

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いつもお読みくださりありがとうございます。
思えば友達に手紙を書くのが大好きだった私、
そんなノリでブログを書いて、書くことで自分を元気づけたり
自分の気持ちを発見したり整理したり、、、
気ままではありますが、書くことで自分をバージョンアップしたいです。
良かったらお付き合いくださいませ。

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