私の帽子ものがたり

kyoko帽

kyoko帽

2006年の個展で発表したデザインを素材を変えて療養の帽子と変身させたKYOKO帽です。 ひょんな事から婦人科の先生とご縁がつながって その先生から「KYOKO帽」と呼ばれたのをいただいて、自分でKYOKO帽と名付けました。 その他にもありがたいご縁、いろんな事がたまたまつながっての今です。 療養の帽子と言っても、タウンでもOK! 寝てかぶっても痛くないので、ナイトキャップとしてもOK!! 頭が温かいって良いですよ〜 アトリエ価格¥3300です。 一枚縫う手間ひまを考えたらプチプラなのですが この帽子は特別、病気の方のお財布を考えて頑張っております。 糸を替えるだけでも大変なのに 色鉛筆みたい…

15分の至福

15分の至福

いつからか分からないのだが、草取りが好きです。 今日の仕事は何から始めよう、とか夜ご飯は何にしようとか 製作と暮らしのことで頭はいっぱい 会期が近づいてくると、とても草取りまでできない。 だけど、ちょっとだけ、、、と思って今日は庭に降りた。 そう、15分タイマーをかけてね。 タイマーにお任せすることで、その時間を安心して草取りに浸れる。 とても15分とは思えない幸せで無限なひとときとなる。 たかが15分されど15分、忙しい時にも大切にしたい自分への潤いの時間である。 Bunkamura Winter CRAFT Collection 2022 アトリエKYOKOは12月20日〜25日まで出展し…

続*きのこちゃん

続*きのこちゃん

こちらが本物きのこちゃんのベレー 出来立てほやほや。 冬素材ということもあり、ふっくら感を出したかったので 作り方を変えて練習に妹分を作ってからの本番。 素材の温かみに手作りのぬくもりが加わって 思った通り、ふっくらほっこり出来ました。 でもね、お客さまに渡すまでは大丈夫かな?って心配するの。 ハラハラドキドキ落ち着かない。 はい、こちらがお客さま、今日はジャケットスタイルで決めていらっしゃいました。 かっこいい方なんですよ。 喜んでいただけたみたい、良かった〜〜 きのこちゃんのベレーと一緒にこの冬をお楽しみくださいませね。 早速、かぶって帰られました。 ありがとうございました。 ところが帰り…

赤い実

赤い実

アトリエの赤い実がカラカラ笑っている。 何も言わないけれどいつの間にか、すっかり色づいて 季節が動いていることを伝えている。 こんなに可愛いのに名前も忘れてしまってごめんね。 でもね、通るたびに挨拶しているよ、ありがとう。 さて、アトリエでは今、ケープのトワル製作中。 コートの上に羽織る可愛いケープ。 大判のストールを羽織る感覚で肩を温めたいと思ったの。 できるだけ軽く、可愛く。 左右の違いはデザインを検討中のため。 左側、右側、どちらがお好き? 今日はひとまず帽子に戻る。 ちょっと置いておいて、チラ見しながらひらめきを待つ。 ドキドキしながらワクワクしながら丁寧に向き合う。 もちろんそれは大…

KYOKO

KYOKO

先日のbunnkamuraの打ち合わせで嬉しかったこと。 一回だけお目にかかったことはあったけど、その担当者が私が部屋に入るなり 「KYOKOさん!」と声をかけてくれたことだ。 名前を呼ばれて嬉しかったのだ。 子供の頃から家族からも「きょうこ」とは呼ばれなかった。 なぜだろう、よくわからないけど気がつくと 「ちーちゃん」とか「いーちゃん」とか呼ばれていた。 なぜなら小さいから、とか良い子だから、とか。 それはあまり嬉しくなかったけど、物心ついた頃から自分からそう呼んでいたから 改めて直すことも難しいなか大人になってしまった。 友達からも苗字で呼ばれることが多くて、そんな自分を払拭したくて 帽子…

bunnkamura

bunnkamura

昨日は文化村クラフトコレクションの打ち合わせだった。 初めて出展するので少々緊張していたけど 対応してくれたスタッフの方々、とても親切で安心した。 きっと良い展示会になりそう! 普段、作ることに精一杯でなかなか街中へ遊びに行かれないから 文化村、名前だけは知っていたけど、、、 改めて素敵な場所でした。 私の展示場所はギャラリーから離れて、オープンカフェに面した通路。 広さもゆったりしているし、通路とは言えなかなか良い感じ。 コンサートや演劇、美術鑑賞などなど、文化の集まる素敵な場所だけあって お洒落した女性たちが集まる様子が目に浮かぶ。 ここに期間限定の自分のお店が出せるなんて嬉しい。 ぜひ、…

タオル

タオル

お洒落だな〜と心に残っていることがある。 それはマタニティークラスで知り合った仲間の家でのこと。 35年くらい前のこと。 古い家にお住まいだったんだけど 居心地の良いお宅で色々と印象に残っている事がある。 その一つ。 白い浴用タオル、、、ほら、引っ越しの挨拶とかで配るあれ。 ふかふかして高級感のあるそれとは違うけれど 実は結構使いやすいですよね。 それを使い古してもまだ使えるけれど、くたびれると見栄えが悪い、、、。 ところがそのお宅では 古めかしい広めの洗面所にきちんと揃えて重ねて 素敵に見違えるように置いてあったのだ。 「えっ?古いタオルでも扱い方でお洒落になる〜」と感動した私。 良いことは…

きのこちゃん

きのこちゃん

きのこちゃんのベレーⅡ、妹を作っています。 木型に入れてるところ。 前回のきのこちゃんと作り方を少し変えたので、不安を解消するために練習で作ってます。 こんな風に納得できる作り方、なんて贅沢なんでしょう。 それが出来る幸せに感謝して頑張ります。 いいのができそう! ちょっとワクワクします!! 一生懸命作って良いものができたら嬉しい。 でもね、頑張りすぎはダメよね。 トイレの掃除はしっかりして ご飯もちゃんと作って食べて お散歩したりヨガしたり 力抜いて頑張ろうねと、もう一人の自分が言っている。 関先生が私に言った「優雅に帽子を作りなさい」 それはこういう事かな、還暦過ぎてやっとそう思う。 **…

ポット

ポット

昨日のレッスンで生徒さんから褒められた小さなポット。 温かい三年番茶を入れておいて セルフサービスで飲んでもらっている。 そう、私のお気に入りの一つである。 これを買ったのは30年前くらい。 当時住んでいた吉祥寺の、東急百貨店のデパ地下で 木製の棚にちんまりと飾られていて遠目から目についた。 ピンクのベビーカーに乗せた娘を連れて、主婦の息抜き、食品売り場。 いいな〜と思ったけど確か2万円、ちょっと高いがポンと買ってしまった。 当時の私としてはかなりの散財だったと思う。 ところが、お利口さんなこのポットは人に良く褒められるし 翌日まで保温効果が高いのにも驚く。 どこのメーカーかも分からないのだけ…

関民先生の思い出

関民先生の思い出

どうして帽子を始めたのか(「帽子との出会い」)は先日書かせてもらった。 そうとは知らずに丁稚奉公としてアトリエに入った私の衝撃を想像して欲しいのだが 今となっては本当に懐かしい、貴重な体験をさせてもらった。 なにしろ恥ずかしくなるほど未熟だった私を、先生はどんな目で眺めていたのだろう。 今、印象に残っている言葉は、初めてミシンを踏む時に 「一目一目心を込めて踏むのよ〜」と。 それから、こうも言った 「あなたは一生、帽子を作るわね、かわいそうに」 そして「優雅に帽子を作りなさい」とも。 また「オーダーを受けちゃダメよ」と釘を刺されたこともある。 どうして帽子を作り続けることがかわいそうなの? 優…