久しぶりに孫が来た。
今年、小学校一年生になる。
赤ちゃんの頃も可愛くて楽しかったけれど
今の彼もまだまだ可愛いくて面白い。
一緒に近所の八百屋さん、魚屋さんに買い物に行く。
お店のおじさん、おばさんが皆、それぞれに反応してくれて
それを照れくさそうにしている彼の表情も良い。
私が小さかった頃、祖母のことをグランドマザーからくる愛称で「ぐーまーちゃん」と呼んでいた。
ぐーまーちゃんには本当に可愛がってもらった。
一緒に高円寺の商店街を歩いて、白くて可愛いお花が付いているサンダルを買ってもらったな。
得意になって母にそれを見せたが、母は気に入らない様子で、私は残念だった。
今ではその気持ちが分かるような気がする。嫁姑のアレだ。
あんなに可愛がってもらった割に、大人になった私はぐーまーちゃんに冷淡に接した気がする。
母の気持ちになり変わっていたのだ。
仏壇の前で、たくさん謝る。
ひるがえって私は孫に「グランマ」と呼ばせた。
どんだけ可愛いか分からないほどの孫と出会って
自分の幼い頃のことを良く思い出す。
あの頃の気持ちを今に活かし、未来から自分を見る。
うまく言えないけれど
一回り大きな気持ちに導かれているのである。
写真は娘たちと囲んだ夕食。
魚屋さんでお刺身を買って、八百屋さんで買ってきたアスパラを娘が調理した。
ニンニクとオリーブオイルで焼き付けて塩で味付けしただけのシンプルなものだが
マンネリ化した私の料理を食している夫には新鮮だったようで、たくさん箸を伸ばしていた。
人の料理は美味しいものだ。
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