随分前にパリの蚤の市で買った傘。
もともと壊れていて使えなかったものなんだけど
日本の傘屋さんならなんとかできると思って買ってきた。
案の定、新中野のお店に持って行き、使えるようになったお気に入りだった。
ところがこの夏、壊れてしまった。
その昔お世話になった傘屋さんは廃業して見当たらない。
それでやっと見つけた傘屋さんは高円寺の向こう側、歩いて30分。
明るい緑のテントに「タナカヤ洋傘店」と書いてある。
間口も奥行きもこじんまりとした店内に小柄な店主が
誰か他の人と談笑していた。
そこに割り込むように来店した私。
まずは、ちょっと無理と言われたけれど、使えるようになればいいからと
少し強引にお願いした。
すると2〜3日後に「できました」と電話がくる。
今度壊れたらここへ行って、とあるお店を紹介してくれて
なんと代金は300円だった。
まるでおとぎ話の傘屋さんだった。
こんな傘、見たことないでしょ?
なるべく使わないようにしたいくらいのお気に入りだ。
暮らしを慈しむように、長く大切に使うこと、まさにそれはお洒落だと思います。
PS
写真からも推測できるように、アトリエも少しずつ形になってきました。
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この頃、ぜんぜん帽子作っていないんですけど
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