帽子

優雅に帽子を作る

優雅に帽子を作る

国立のとある帽子アトリエに丁稚奉公に入ったことから 私の帽子屋稼業は始まった。 約40年前のこと。 「あなたは日本一優雅に帽子を作りなさい」師匠にそう言われたのだが、 その意味がこのごろやっとわかってきた。 焦っていた時期もあったけど、この頃、申し訳ないくらいスローライフ。 でも、それが幸せ。 そんな私の背中を押すように、今日出会ったのはこちら、ちょっと感動したのでよかったら皆さんも読んでみてください。 生き生きと、のびのびと、そしてゆったりと 一つ一つ良い作品を作ってゆきたいと思っています。 お待たせしてますお客様には申し訳ありませんが、 どうぞよろしくお願いします。

完成*三蔵法師の帽子

完成*三蔵法師の帽子

昨日の夕方に完成しました!三蔵法師の帽子です!! 彫刻家の従兄弟が世界遺産の修復に出かけたラオスで買った来てくれたシルクがあったので その生地で作りました。 他の事も行いながら作ったので時間がかかりましたが ほっこりと可愛い作品に仕上がりました。 いつしか季節は金木犀の香る秋になっていました。

三蔵法師の帽子の仮縫い

三蔵法師の帽子の仮縫い

リングピローの次は三蔵法師の帽子です。 夏目雅子が演じた画像がまだネットにありましたので、 そちらを参考に形を出して、 先日、フィッティングしました。 お茶会の劇で使うそうです。 素敵な催しがあるのですね。 修行僧のいでたちですが、できるだけ可愛い帽子に仕上げたいです。 さあ、できるかな。 お仕事から学びます。 不安もあるけど、女は度胸で!作ってみます!!笑

リングピロー

リングピロー

リングピローって知りませんでした。 お友達のお嬢さんがご結婚されるとのこと、 作って欲しいと頼まれて知りました。 こうやって指輪の中にリボンを納めます。 せっかくなのでアトリエのウインドウに飾ってみました。 大切な友達のお嬢さんのご結婚のお祝いです。 簡単でいいと言われたけど、自然に心が入っちゃう、それが作るってことですよね。 そして、何か初心に戻るような発見がありました。 彼女は私の創作の原点のような友達なのです。 リフォーム工事中ということもあって、 思うように製作できません。 お待たせしてますお客様には、申し訳ございません。 でも、大切に一つ一つ作りたいと思っています。 楽しみにお待ち下…

サイズベルト付き8枚はぎベレー

サイズベルト付き8枚はぎベレー

横に流したり、後ろに倒したり、 ふわっとボリューミーにかぶるベレーです。 サイズベルトを内側にしまうと小さなフォルムでかぶれます。 麻の生地ですがソフト加工してありますので、 優しいかぶり心地をお楽しみください。 緑がかかった深いグレーは上品に出しゃばることなく あなたに寄り添います。 夏の日の室内のおしゃれにいかがでしょうか? 一つ一つ、一生懸命作ることができて幸せです。

フリマ終了

フリマ終了

フリマ終了しました。 小2の女の子が飛び入り参加でお手伝いしてくれて お天気も何とか恵まれて ご近所さんともお話ができて楽しかったです。 フリマの後は、熱を出している孫のヘルプへ四谷まで飛んで 盛りだくさんの一日となりました。 お待たせしているお客様には大変申し訳ありません。 時間がないからといって雑な仕事はできないので 小さな時間を見つけては製作しています。 もう少しお待ちください。 宜しくお願いいたします。

このごろ

このごろ

先日、税理士さんとお話ししていて 「家族の協力があるってスゴイことなんですよ」と言われた。 そう、この帽子屋稼業のこと。 そうよね〜〜と思いながらも思い出した夫婦のワンシーンがある。 言い合い?って言うのかな。 私はそのとき、こう言ったのだ。 「私の翼をもぐつもり?」とね。 いやはや何と大げさな、、、笑笑。 (何年も前のこと、女はよく覚えているものだ。) そうやってやりとり重ねて今がある。 さて、孫が熱を出したとのこと急遽子守に馳せ参じる、この忙しい月末に、、、。 ところが治りぎわ?元気一杯なので、家事をお手伝いさせるお遊び考えついた。 ゴミを取ったり、掃除機かけたり おもちゃを片付けて雑巾掛…

8枚はぎのベレー

8枚はぎのベレー

基本の形ですが、どなたにも良くお似合いになります。 綿100パーセントで織のしっかりした素材なので作りながらワクワクしました。 こちらは自分用に作りました。 夏に涼しくかぶりたいので 風が通るように麻100パーセントで接着芯も不使用です。 ベレーはお顔をスッキリ見せてくれる効果があります。 また、レストランや観劇にもかぶったままで大丈夫です。 でも、不要な時にはバックにポンとしまえるので 大変便利な帽子です。 そのボリュームやかぶり方で色々と変化を楽しめますので ぜひ、ベレーに親しんでいただきたいと思います。

フリーハンド

フリーハンド

こちらのお帽子もお直しでした。 雨に当たったのか、情けない形に変形していましたが、 なんとかしてかぶれるようにして欲しいとのご要望でした。 かぶり心地を考えて、糊入れは大変気を使い柔らかく仕上げます。 だから型崩れしてしまったのか、、、と一つ勉強にもなりました。 実はこの帽子はフリーハンドで作りました。 なのでお直しできるかな?と不安でしたが お客様が「かぶれれば何でも良いのでお任せします」とおっしゃってくださりました。 信頼していただける一言に力をもらって何とかできました。 信頼、人間として最も大切なものかもしれません。

ほつれの問題

ほつれの問題

この帽子も古いデザインです。 2006年の個展で発表したものでしたが、 知人が化学療法で髪の毛が抜けるとのこと、 素材を変えて作りました。 ピンタックがたくさん入っていて可愛いと喜ばれて、 製作が追いつかなくなり、 当初手仕上げだった裾まつりをミシン対応に変えたという経緯があります。 それでほつれの問題が発生しました。 こちらも色々と工夫を重ねているのですが、 どうしてもほつれのクレームが出ます。 スカートやパンツの裾のアレです。 そんな時には直接、ご連絡をいただくようにしました。 せっかく喜んでお求めいただいたのに申し訳ありませんと せめて謝らせていただいた上でお直し対応しています。 最初、…