この頃、帽子を作るのが前より楽しくなってきた。 それは何より嬉しいことだ。 今まで独りよがりに頑張ってきたのかもしれない。 そういう自分が見えてきたのも年齢を重ねたからこそ。 帽子作りの技術はもちろん、自分自身も熟してきたのだ。 年齢を重ねることはまんざら悪いことばかりではない。 もう、今となっては他に取り柄もないわけで これからもコツコツと帽子作りを続けよう。 そんなささやかな夢の実現のためにも ヨガと帽子と二刀流なのである。 写真は定番ピンタックキャップです。 4月25日〜5月1日まで京王百貨店聖蹟桜ヶ丘店にて出展します。 「カジュアル、スポーティー&カラフル」 そんなイメージを頭の中に広…
レインハット
先日、完成したレインハットです。 ポンコリンコちゃんのサブバックとお揃いの布で作ってみました。 形は何気ない普通のクロッシェ。 ハトメで開けた穴がポイント。 遊びを兼ねた空気穴です。 クラウンは裏無しで軽く仕上げました。 後ろの紐リボンはもう一つのポイント。 キュッと締めればサイズ調整にもなるかな。 帽子と小物とどこかで色を揃えると スタイルがグッと引き立ちます。 ささやかなお洒落をもっと楽しみませんか? ************************* いつもお読みくださりありがとうございます。 友達に手紙を書くように書いています。 気ままな私の帽子ものがたり、良かったらお付き合いください…
ベレーシャンピニョン
家族の誕生日と孫の卒園と入園とお祝いが重なったので 都内のホテルで会食しました。 メニューはいつもの点心パーティー、 餃子や大根もち、春巻き、焼きそばなどです。 食べつけないコース料理よりも断然満足感があります。 お誕生日のケーキが なぜか誕生日ではない孫の前に置かれて 彼が蝋燭を消して一同大笑い。 家族が揃ってテーブルを囲む幸せに浸りました。 この日のスタイルは冬のお出かけにいつも着るニットのワンピース。 そして帽子はアトリエKYOKOオリジナルベレーシャンピニョン。 この季節に綿ニットのこんなベレーは重宝します。 暖房の効いたお部屋でも違和感がなく優しいかぶり心地です。 レストランの中でか…
続ピンタックキャップ
昨日、神様からご褒美をもらったように嬉しかったことがある。 少し前にお作りした三蔵法師の帽子、送ったはいいけど大丈夫だったかな? と気にしていて忘れていたが その方から「こんな感じ」と写真が送られてきたのだ。 その写真を公開するわけにはいかないけれど 「やるじゃん」と返信したくなるような なかなかチャーミングな男性が素敵にかぶっていたのだ。 嬉しさにも色んな種類があると思うけど まずスカッと心が晴れて その後から色んな気持ちが満ちてくると言ったら大袈裟かな。 今まで指導してくれた先生への感謝とか 壁にぶつかって悩む苦しさもどんだけあっただろう、、、とか。 話は変わるけど、それから、もう一つ 中…
ピンタックキャップ
ランチしたりお出かけしたり、いつ作っているの?と言われてしまった。 ほんと、その通り。 この頃、少々あそびモード入ってました。 笑われちゃうけど、 自分としては昨日まで40代だったように感じていて つまり時の流れが早いのだ。 だから66歳という今の年齢にびっくりしている。 これだけ生きてきても何という未熟さかと思うのだけど 未熟ということが分かっただけでも重ねてきた甲斐があったとも言える。 そう、自分を肯定してゆこう。 レストランに行って、あれも食べたいこれも食べたいと迷うような 言ってみれば小学生レベルに 色んな気持ちにまみれて作っている帽子屋です。 でも、やっぱり良い帽子が作りたい。 満足…
ねじりロックターバン
作ってみなくても分かりそうなのに、 分からないから作ってみちゃう。 それが私です。 (ターバンの投稿の続きです。) ロック始末って普通は裏側の縫い代の始末に使うのだけれど 私は素人的な発想があって、このロック始末が美しいと感じてしまったのだ。 それで、表に出して縫ってみたのが写真のターバンである。↑ こちらは綿ニットでも少し硬さのあり、しっかりしている。↑ こちらにもロック始末をしてカジュアルさ、軽さを表現したつもり。 名付けて「ねじりロックターバン」元気な名前でしょ? もともとお誕生日のプレゼントにと考えて作り始めたのだけど 結局ロック始末は採用されず、普通に仕立て完成させた。↑ この方が優…
ターバン
アトリエの奥に仕舞い込んでいたヘアバンド(売れ残り)をつけてみたら あれっ!?いい感じ〜〜 作ったその時よりも後になってから「いいわ〜」と思う、そんなこともあります。 それで、すぐ作ったのがこれ↓です。 冬の寒い時に お耳を覆うこんなヘアバンドだけでも、暖かく過ごしてもらえるのでは? そう思って、さらに改良して作ったのはこれです。↓ ロック始末で軽快に仕上げるよりも それをせずにソフトな雰囲気もまた良しと思い直しました。 4枚の布をパッチワークにして作っています。 好きなところを出して使います。 ヘアバンドと言うよりターバンと言った方が良さそうな優雅な雰囲気になりました。 **********…
ベレーのお直し
自由が丘にかぶっていたベレーがコートの襟にぶつかって とてもかぶりにくかったのでお直ししてみた。 ↓この写真がお直しする前のノーマルなライン。 こうやって改めて見ると悪くなかったな。 柔らかいラインがベレーの特徴だもの、、、 お直しと言っても遊んでるとも言える。 タックを入れてボリュームを小さくしたつもりなんだけど あれれ〜そうでもない。 かぶってみるとこんな感じ。 自分のベレーだから色々変化させて楽しんでいます。 どちらが良いかな? アトリエKYOKOは予約制で活動しております。 お手数をおかけしますがご一報いただいてのお越しをお待ちしています。 宜しくお願いします。 ***********…
ベレー
「かぶるアートベレー」作りながらそんな言葉が浮かんでくるのだが。 ああでもないこうでもない、、、と意外に時間がかかるけれど 私にとっては一番楽しい時間とも言える。 規則がなくて、ただフィーリングで手が動いてくる。 簡単で難しい。 それをプーぺにかぶらせてみたり自分がかぶったりして 適当なところで作業停止する。 そうしないと、いくらでも続くから。 アートとは何だろう。 デザインとは何だろう。 ちょっと深く考えると何も言えなくなってしまう。 だから「かぶるアートベレー」とはなかなか言えない。 勉強したいな〜そう思う66歳。 朝30分早く起きてデザインの本を読んだ。 カタツムリ女子の帽子ものがたりは…
ブルーが新鮮
ご注文いただいた帽子ができました。 定番KYOKO帽に使用生地からご希望のお色をお選びいただきお作りしました。 この帽子の形はブルトンと言いますが KYOKO帽の印象と違って?何かいい感じ〜〜 自分用にも欲しくなり 早速、生地を手配しました。 ブルーと一言で言っても言葉で伝えきれない色の響きがあります。 よく「いい色ね〜」などと言うけど、悪い色など存在しないと思っています。 (人と同じなんだな、と私は性善説派) 時代背景や年代、そしてその時の心境からも色に対する印象が違いますよね。 今回、この帽子を作ってみて、このブルーにすっかり惚れてしまいました。 そんな自分の変化も感じつつの「私の帽子もの…