荻窪駅でまた、目撃、素敵な初老の女性。 地下鉄の駅のベンチに腰掛けていたその人、 全身、黒ずくめで、髪の毛だけ真っ白のショート。 そして黒の夏のベレー。 黒だけど暑苦しくなく、目を引いた。 座った姿ながら、背筋がピンと伸びていて若々しい。 でも、それなりのお年頃。 「背骨が命づな」と友永淳子先生がおっしゃっていた。 それはお洒落に関しても言えることなのね。 郊外の自然の中も好きだけれど、街もまた好き。 いろんな人のお洒落に出会えるから。 話しかけたかったけれど、それはせずに通り過ぎた。 爽やかなこのお花、名前がわからないけれど爽やかですね。 首を長くまっすぐに伸ばしてみんなで揃って咲いている。…
夏のベレー
