私が子どもの頃、ミモザという花を知りませんでした。
それを知ったのは2007年パリに滞在していた時です。
異国の街角のお花屋さんに、ドサっと無造作に置かれたこの小さな花の塊に
寒い冬に春を連想させる力強さを感じて、
郷愁とともに心が浮き立ったのを覚えています。
先日、近所のお花屋さんからこの花を偶然にも買うことができて幸せでした。
リフォーム工事をした2階の洗面所は黄色がテーマカラー、
片隅に置くとどうでしょう。
花の黄色と壁紙の色と響き合って、一瞬でエネルギーが流れました。
フルタイムで働く子育て中の娘の部屋は、
その忙しさを反映していつもゴチャゴチャしていますが、
時々、花が飾られています。
手いっぱいの家事に、さらにお花の世話まで、、、と思いつつ見ていたけれど、
水切りもできずとも花のある暮らし、いいものなんだなと思うようになりました。
私もおおらかな気持ちで花を飾ってゆこう。
親離れした娘から学ぶ私です。
私にとってのミモザという言葉はお料理本から知りました。
確か「今日の料理」にミモザサラダ、、、というのが出ていて、
何のことはない茹で卵を黄身と白身に分けてふりかけるというもの。
ポテトサラダに良く登場させたものですが、
作りながら、ミモザってどんな花なんだろう?と思っていました。
さて、今日はポテトではなくあり合わせライスサラダにしてトッピング。
いつものんびりしているでしょと言われそうな私ですが、
コロナの影響で更にゆったりと毎日を楽しんでいます。
感謝して、収束を祈っています。