時には仕事を一切しない日も必要かな、と今日は映画を観に出かけた。
川村元気監督、原田美枝子主演の「百花」である。
原田美枝子さんは以前住んでいた家の近所にお住まいで
同世代という事もあり親近感があった。
そしてテーマは認知症の母と息子
物忘れが目立ってきた自分と重なるではないか、、、
銀座に買い物に出かける予定があったんでけど
それをネットでポチッと済ませて、空いた時間を活用したのだ。
滅多にパソコンから買い物をしない派の私だけど
文明の利器を使うのもまんざら悪くない。
さて感想は、、、
現実と過去の出来事が良くまとまっていて、
テンポも小気味よく分かりやすかった。
だから、重いテーマなんだけど重くなりすぎず観ることができたのかも。
登場人物の発言の中に
自分の言いたいこと、言いたかったことが所々に散りばめられていて
まるでスパイスのよう。
例えば長澤まさみがこう言う。
「妊娠が分かった時、実はそんなに嬉しくなかったんだよね、」とか。
そして、認知症の母と向き合いながら、母との確執を超えてゆく息子。
歳をとること、忘れてゆくこと、老いてゆくことは誰もが抗えないが
そこで苦しみ問題を抱えた後に、愛と赦しに到達できるのではないか。
少なくとも、その可能性を見せてくれた映画である。
切なさの中に温かい気持ちが残った。
私のその時に何が噴き出すのか分からないが
何が噴き出しても赦してもらえるように誠実な今を重ねようと思う。
機会があったら皆さんも観てくださいね。
写真は朝散歩で撮った近くの公園。
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