還暦を過ぎて良かったなと思うことの一つ
未熟だった自分がよく見えるようになったことだ。
若い頃には気づかないほど、目の前のことに夢中だった。
だから、あの人にもこの方へも、いろんな人に謝りたい、そんな気持ちだ。
その一つ、帽子の大先生に謝りたい気持ちがいっぱいで
文化村のご案内を添えて謝罪のお手紙を出した。
目の前の帽子に夢中で不義理者の私でしたがお陰様で頑張ってますよ〜
そんな意味合いである。
ところが先生はすでに別の場所で隠居されていて
お嬢さんから届いた丁寧なお手紙には
不要な木型を欲しい方はいらっしゃいませんかと、あった。
先生は敬虔なクリスチャンで「賜り物」という言葉をよく使っていた。
私は何て良い言葉なんだろうと思った。
まさに先生からの賜り物が私のところにやって来た。
空が晴れてきたのでいただいた色々を日に干してみた。
ちょっとしたお披露目でもあり
確かにここが帽子屋であるというアピールでもあり
作る者にはゾクゾクする光景である。
技術力に雲泥の差がある私だ。
これらが本当に必要か、どれだけ活かせるのか、実は疑問である。
欲張りだったろうかと下を向く自分に、欲張りは意欲だよ、と上むきの解釈を与える。
私は宗教家ではないが、いつものように神様に問う。
「神様、なんて言っているの?」
その答えを見つけること、それが私の帽子物語である。
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いつもお読みくださりありがとうございます。
思えば友達に手紙を書くのが大好きだった私、
そんなノリでブログを書いて、書くことで自分を元気づけたり
自分の気持ちを発見したり整理したり、、、
気ままではありますが、書くことで自分をバージョンアップしたいです。
良かったらお付き合いくださいませ。
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