私の帽子ものがたり

総レースのキャペリーヌ

総レースのキャペリーヌ

作りかけていた作品を仕上げてみました。 5月のイベントの時に間に合えば良かったのにね。 どうもタイミングがズレる私です。 手が2本しかないから仕方ない、とも思うのですが。 (写真↓リボンを後ろで結んでも可愛いです。) でもね、それは反省すべきことだと気がついたの、この頃。 先に気持ちが動く、それに手がついてゆく。 待って〜〜って追いかけるように作っていたんだけど。 それはそれで自分らしいとも言えるけれど。 手が気持ちについてゆけないのは、もう分かっていることなのだから それを計算に入れて、もっとよく考えて作ってみようと気がついた。 気がつくって嬉しいこと。 反省なんだけど、何だか楽しく仕事して…

秋の虫

秋の虫

杉並区軽井沢! 秋の虫が鳴きだしたよ!! こんなに暑いのにね。 虫さん、どこで鳴いているのか姿は見えないけれど 懐かしいような嬉しいような。 人の評価もなんのその、自分のお仕事こなしてゆくだけさ。 写真は朝のお散歩@中野セントラルパーク ************************* いつもお読みくださりありがとうございます。 友達に手紙を書くように書いています。 気ままな私の帽子ものがたり、良かったらお付き合いくださいませ。 ランキングに参加しています。 ポチッと応援クリックよろしくお願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 帽子ランキング

祝*赤ちゃん

祝*赤ちゃん

16日に入院して18日に緊急帝王切開で赤ちゃんは生まれた。 息子の第一子、私にとっては二人目の孫になる。 私は教科書通りの安産であったから、入院が長引いて心配していた。 案ずるより産むが如し?ああ良かった。 病院で面会し、母子ともに元気な姿を確認してきた。 あったかくて小さくて神聖な赤ちゃんの姿を思い出して 帰宅してしばらく動けない。 神さま、皆々様、ありがとうございました。 わくわく3人展を控えているから お手伝いは育休をとった息子と夫に任せて、私はしばし仕事に集中する。 みんなで助け合って、やってゆこうね! 帽子屋という仕事と家族への愛情と、首飾りにして生きてゆく。 ***********…

母の日

母の日

私はマザコンです。 お母さん大好き。 母を亡くして、もう長い時間が経つのに、まだまだ母が恋しい。 幾つになったの?と言われそう。 だけど、毎日のふとした時に母を思い出す。 母の作る卵焼き、お洒落して出かける姿、口癖、面影。 そして、あの時わからなかった母の気持ち。 話したかったな〜私も母になったよ、と。 息子が撮った写真をお嫁ちゃんが電子カードにして 母の日に贈ってくれた。 とても優しいメッセージを添えて。 物ではない、こんな贈り物が一番嬉しい。 そして、今、彼女が母になろうとしている。 まさに今日、入院した! がんばれ〜!!応援しているよ〜 それぞれの母の日、おめでとう。 帽子屋ときどき家族…

修行時代

修行時代

修行時代のことを今日は書いてみます。 神様のように慕っていた母が亡くなって、ポッカリ穴が空いた私だった。 1981年、母49歳、私23歳。 そんな時、彫刻家の従兄弟が「帽子やらないか」と薦めてくれた。 帽子なんて全然興味が無かったけれど 国立のそのアトリエに行ったその時から魅了されて 即決、「私、やります!」と言ったのでした。 当時、確か65歳の関民帽子作家の 半地下になったアトリエは木の優しさと手作りの温もりと帽子たちがキラキラしていた。 もともと手仕事が嫌いでは無かったし 20歳そこそこの小娘には従分すぎるほど魅力的だった。 アトリエの奥は住まいとご主人(彫刻家関頑亭)の工房で 早速そのキ…

今日はここまで

今日はここまで

「今日はここまで」と言う言葉が頭の中に響いている。 文筆家山本ふみこさんのYouTubeから頂いた言葉である。 人生の引き出しをネックレスのように色々繋いで楽しんで生きるために 「今日はここまで」と自分に言って、例えば仕事を終えて料理する、と話していた。 もうちょっともうちょっとと、帽子作りをやめられない夕方 後ろ髪引かれてキッチンへ行くような、そんな自分であったから 胸にズキンときた。 また、自分の未熟さに気づいてしまい ちょっとへこんでから起き上がる。 反省は未来に活かして、曇りのち晴れとするっきゃない。 今日から私も「今日はここまで」と自分に言って 帽子や料理や色々を宝石繋ぐネックレスの…

小さな不満

小さな不満

夫と二人暮らしで、私は帽子を作っている。 自分一人で始めて、一人で作る、はだか一貫の帽子屋だ。 その暮らしの中で、大きな比重を占めるのがごはん作りだ。 帽子もごはんも作ることは好きだけど、時に大変になることもある。 例えば、アトリエで針を持ちながら、夜ごはんの心配をしている。 「あ、冷凍してあった納豆を出して解凍しなきゃ」とか 「ごはんのスイッチ入れ忘れた〜」とか頭はクルクルと忙しい。 そんな感じで、やっとまあ満足なごはんが整う。 食べる事は生きる喜びだし、何よりも健康のために侮れない。 ただ、アトリエが一階、キッチンが二階ときているから良い運動にはなるが その上り下りには、いちいち閉口する。…

経年変化

経年変化

私たち同世代の夫婦が還暦を迎えて、互いに自分の劣化を自覚する今日この頃です。 以前のように階段をポンポン登るのが辛い日もあるし ああ言った、言ってない、などと記憶力の低下による言い合いもしばしば。 昨年は経年劣化した屋根の塗装工事を行なったが 自分たちの劣化はどうしたらいいものか。 登山で言えば、初めての下山に思いのほか苦戦している? そう、初めての還暦、初めての還暦プラス、老いることの初体験なのだ。 そんな愚痴まがいなメールにお世話になっている税理士の先生から 良いメッセージを頂いた。 ”人生は屋根と違って経年劣化ではなく、経年変化ですよ”と。 義理のご両親のことを例にあげてメッセージは続い…

マリークワント展

マリークワント展

暮れの忙しい中、家のこともそこそこに マリークワント展に行ってきました。 31日までの招待券があったから、です。 さて、行ってみて、ワクワク感たっぷり、気分が高揚しました。 私はやっぱり洋服が好き! でも、流行って不思議です。 古臭いな、、、って思うものもありましたから。 印象に残っているのはフィルムの中で 「お洒落を楽しむ自信」と彼女が言っていた言葉です。 自信がないとお洒落も楽しめない?わかるような気がします。 でも自信ってどこからくるのでしょうか。 お洒落って着飾ることだけでは無いのですよね。 表面を支える内面がないと本当のお洒落はできないのでは? そんな事を考えて帰りました。 偉大なデ…

文化村

文化村

文化村冬のクラフトコレクションが始まった。 すっかり変わった渋谷、近いようで小一時間かかる。 正面入り口はこんな感じ、 東急本店から繋がって入っても良いし、とても良く設計されているな。 取り壊しは、本当に勿体無い。 さ、私の場所はこんな感じ。 カフェの向かいのワゴンで展示している。 入り口に近いから、半分外みたいに寒いよ〜と聞いていたから モコモコ厚着対策している私。 厚着し過ぎて、汗かいた笑。 文化村の印象はとても良い、今のところ。 なにしろ、スタッフさんが親切である。 その集団の雰囲気ってあるのかな? そして、それはどこから来るのだろうか、、、そんな事考える。 初日、二日目と過ごして今日は…