それは京王百貨店出展の初日のこと、 ご高齢とお見受けする小柄で控えめなご婦人が来店されて帽子をかぶってみると曰う。 さて〜、そんな時に何を差し出すか、それが思案のしどころである。 が、考える間もなく新作ドレープのハットを手に取った私。 「それ、難しいのでは?」ともう一人の自分が言うけれど迷っている暇もないから ちょこんとお頭に載せて差し上げる。 すると、、、似合う!似合っている!!我ながら良いセレクションをしたものだと感心する。 お客様もまた、まんざらでもないお顔でうなずいている。 他に何点かお試しいただいたあと「これを買います」とあっさりご購入。 その時の私の態度が嬉しさに満ちていたらしい(…
足の下からボコボコと
