アトリエKYOKO

関民先生の思い出

関民先生の思い出

どうして帽子を始めたのか(「帽子との出会い」)は先日書かせてもらった。 そうとは知らずに丁稚奉公としてアトリエに入った私の衝撃を想像して欲しいのだが 今となっては本当に懐かしい、貴重な体験をさせてもらった。 なにしろ恥ずかしくなるほど未熟だった私を、先生はどんな目で眺めていたのだろう。 今、印象に残っている言葉は、初めてミシンを踏む時に 「一目一目心を込めて踏むのよ〜」と。 それから、こうも言った 「あなたは一生、帽子を作るわね、かわいそうに」 そして「優雅に帽子を作りなさい」とも。 また「オーダーを受けちゃダメよ」と釘を刺されたこともある。 どうして帽子を作り続けることがかわいそうなの? 優…

3本ドレープ

3本ドレープ

試行錯誤を繰り返しています。 大変なんだけど、楽しさもあるから仕方ない。 目指しているのはカジュアルエレガンス 具体的には ①優しいかぶり心地 ②室内でかぶったままでOK ③バックにポンとしまえる ④それでいてお洒落 喜んでかぶってもらえる帽子目指してファイト!もうひとがんばり!! アトリエは予約制で活動中です。 12月には文化村クラフトコレクションに出展します。 ぜひ、お手にとってご覧くださり ご意見、ご感想をいただけたら幸いです。 冬こそ帽子のお洒落が重宝します。 冬枯れの街に帽子の花を咲かせましょう〜 宜しくどうぞお願いします。 ************************* いつも…

お土産

お土産

息子夫婦が土産を持って遊びに来た。 仕事でドイツとカタールに行っていたのだ。 土産はいらないよ〜といつもは言うのだけど そう言っても何か買ってくるから 今回、初めてチョコレートをリクエストした。 だってチョコはベルギーって思っていてベルギーはドイツと近いでしょ? と言うことで自分で買ったことないお馴染みのチョコレートを持ってきた。 私を知っている人は驚くと思う、チョコレート食べるの?ってね。 そう、長い間、断糖していた。 でも、高級なそれはパクパク食べれないから それなら、人生の楽しみとしていいかなと最近は思う。 年齢を重ねて、尖っていたところが丸くなったとでも言いましょうか。 さて、チョコレ…

傘

先日、孫のお迎えの時のこと。 四谷三丁目で下車した際に、後ろからトントンと肩を叩かれた。 それが夫のそれと良く似ていて なぜこんなところにいるの?と思いながら振り返った。 すると赤の他人さまの男性が「傘を忘れてませんか?」と言う。 「あ!そうだ!!」と車内に戻り傘を手にして「ありがとう」を連発する私。 地下鉄の停車中の一瞬のことだったが ふわ〜っと嬉しさが込み上げスキップしたい感じ。 それからしばらく幸せ色に浸った。 あっと思ったことを、さっと行動に移して、間一髪の親切が届く。 すごいことだと思う。 私も真似したい、見習いたい。 どこの誰だかわからないけれどこの場を借りて もう一度ありがとうご…

空が行っちゃう〜

空が行っちゃう〜

昨日の朝のことです。 新聞を取りに表に出た時の空の美しいこと! 朝、5時頃かな。 この辺りは建物や電線がたくさんあって 空が綺麗に撮れないの、ごめんなさい。 後から起きてくる夫を待つも待ちきれなくて起こしてしまう。 早く散歩に行かないと、あのピンク色の空が向こうへ行っちゃうよ〜〜 ということで急いで出かけけど、空は待ってくれなかった。 そして、また、新しい一瞬に出会う。 それが空なんだよね。 去るものを追わず、今を生きよう! ************************* いつもお読みくださりありがとうございます。 友達に手紙を書くように気ままに書きながら そのことで自分を癒し、元気づけて…

教室風景

教室風景

昨日のお教室、Hさん 持参したサンプルの洋服の縫い合わせ、引き続き頑張りました。 縁取り仕立てと裏パイピング仕立てを勉強しました。 この仕立て方法をマスターすると ニットの簡単ソーイングに大活躍、楽しくなりますよ。 既製品は量産モードで作られていますが お教室では丁寧に仕上げます。 と言っても早縫いです。 できる限り合理的にプロの仕立て方法を採用しています。 きっと素敵な一点ものが仕上がりますね。 楽しみです。 アトリエKYOKO洋裁教室は少人数制で行っています。 作品作りに集中しているので、とても静かですが 時々、「ふ〜」とか「ヘ〜」とか「できたっ!」とか声も聞かれて それを楽しんでいます。…

金木犀

金木犀

金木犀の香りに癒されてます、、、というメールがきて 影響を受けやすい私、早速、金木犀狩りに出かけた。 すぐ近くの公園だけど 改めて、こんなにたくさん金木犀が植えてあったとは、、、 そのくらい、あっちにもこっちにも金木犀の香り。 東高円寺駅に隣接している蚕糸の森公園。 環七と青梅街道に挟まれて車の往来も激しいところなのに こんなに咲いてくれてありがとう。 そして、しょっちゅう通る場所なのに今まで気が付かずごめんなさい。 脇目もふらず帽子を作っていた日々に反省。 そして、元気に散歩ができる今に感謝。 爽やかな朝のひとときでした。 朝7時、通勤の人々が地下鉄の入り口に吸い込まれるように入っていった。…

今朝の料理

今朝の料理

朝に夕飯の準備をするから朝の料理、私のおきまりです。 何か一つでも作っておくと、夕方が楽なんです。 往生際の悪い女は、夕方になると、もう少しもう少しと仕事をして なかなか台所に上がれないのです。 つまり、前日にあらかじめ食材の用意をしておかなければなりません。 が、今日はその用意が何もなくて、あり合わせでひじき煮を作りました。 缶詰のひじきを利用しました。 筍とか高野豆腐とか入れたら、もっといいけど。 味付けは少し甘めにしました。 玄米菜食にハマった時は糖絶ちしてたけど、今は適当にお砂糖も使っている。 長い人生、緩んだり締まったり、その繰り返し。 あと、レタスを洗ってジップロックに入れて冷蔵庫…

帽子との出会い

帽子との出会い

今日は帽子との出会い、そのきっかけについて書いてみます。 1981年に最愛の母を亡くした私は23歳 就職して1年目の会社も看病のために休職して宙ぶらりんな状態でした。 そんな時、何を考えたか、「風呂敷屋をやる」と宣言したのです。 それを聞いた従兄弟が「風呂敷なんてダメだ、帽子をやらないか」と 私を国立にある帽子のアトリエに連れて行ったのです。 従兄弟は彫刻家で兄弟子の奥様が国立でアトリエを主宰していた関係で ピンと閃いたのであろう。 通りに面して奥様の帽子のアトリエがあり 奥が自宅兼彫刻家の旦那様のアトリエになっている素敵な日本家屋だった。 二十歳そこそこの小娘の私は、そこに飛びつくように魅せ…

百花

百花

時には仕事を一切しない日も必要かな、と今日は映画を観に出かけた。 川村元気監督、原田美枝子主演の「百花」である。 原田美枝子さんは以前住んでいた家の近所にお住まいで 同世代という事もあり親近感があった。 そしてテーマは認知症の母と息子 物忘れが目立ってきた自分と重なるではないか、、、 銀座に買い物に出かける予定があったんでけど それをネットでポチッと済ませて、空いた時間を活用したのだ。 滅多にパソコンから買い物をしない派の私だけど 文明の利器を使うのもまんざら悪くない。 さて感想は、、、 現実と過去の出来事が良くまとまっていて、 テンポも小気味よく分かりやすかった。 だから、重いテーマなんだけ…