アトリエには通りに面して小さな窓がある。 この窓が好きだ。 ただ、今までは仕事や家事に追われて 作品を飾ってみたり、放ったらかしになっていたり 気まぐれ状態であった。 でも、この頃、通りがかりの人に話しかけるような気持ちで言葉も添えて飾っている。 誰とも分からない相手と会話しているみたいで意外と楽しい、再発見だ。 以前からそのようにした事も確かあったのだが だからと言って、目に見える何かしらの反応があるわけでもなく やってもやらなくても同じ〜と感じたのも事実、 いつしか、すっかりうっかり忘れていた。 そうなのだ、人間は、大切だと気がついていても、つい、忘れることがある。 忙しくしていれば尚更だ…
窓
