還暦を過ぎて良かったなと思うことの一つ 未熟だった自分がよく見えるようになったことだ。 若い頃には気づかないほど、目の前のことに夢中だった。 だから、あの人にもこの方へも、いろんな人に謝りたい、そんな気持ちだ。 その一つ、帽子の大先生に謝りたい気持ちがいっぱいで 文化村のご案内を添えて謝罪のお手紙を出した。 目の前の帽子に夢中で不義理者の私でしたがお陰様で頑張ってますよ〜 そんな意味合いである。 ところが先生はすでに別の場所で隠居されていて お嬢さんから届いた丁寧なお手紙には 不要な木型を欲しい方はいらっしゃいませんかと、あった。 先生は敬虔なクリスチャンで「賜り物」という言葉をよく使っていた…
賜り物
