東高円寺

タオル

タオル

お洒落だな〜と心に残っていることがある。 それはマタニティークラスで知り合った仲間の家でのこと。 35年くらい前のこと。 古い家にお住まいだったんだけど 居心地の良いお宅で色々と印象に残っている事がある。 その一つ。 白い浴用タオル、、、ほら、引っ越しの挨拶とかで配るあれ。 ふかふかして高級感のあるそれとは違うけれど 実は結構使いやすいですよね。 それを使い古してもまだ使えるけれど、くたびれると見栄えが悪い、、、。 ところがそのお宅では 古めかしい広めの洗面所にきちんと揃えて重ねて 素敵に見違えるように置いてあったのだ。 「えっ?古いタオルでも扱い方でお洒落になる〜」と感動した私。 良いことは…

ポット

ポット

昨日のレッスンで生徒さんから褒められた小さなポット。 温かい三年番茶を入れておいて セルフサービスで飲んでもらっている。 そう、私のお気に入りの一つである。 これを買ったのは30年前くらい。 当時住んでいた吉祥寺の、東急百貨店のデパ地下で 木製の棚にちんまりと飾られていて遠目から目についた。 ピンクのベビーカーに乗せた娘を連れて、主婦の息抜き、食品売り場。 いいな〜と思ったけど確か2万円、ちょっと高いがポンと買ってしまった。 当時の私としてはかなりの散財だったと思う。 ところが、お利口さんなこのポットは人に良く褒められるし 翌日まで保温効果が高いのにも驚く。 どこのメーカーかも分からないのだけ…

紅葉の妖精

紅葉の妖精

夫がお世話になっている病院は我が家からはバスを使って その後、公園を通り抜けてゆく。 その道が好きで病院まで同行する。 雨が降る今日も、雨もまた良しと歩いてきた。 今日は製作も詰まっていたから診察はスルーして一人で帰宅。 マイナスイオンがたっぷりの小雨の中 思わず足が止まった。 緑の紅葉が私の前をトンネルみたいに覆っていて 何か話しかけられたように感じたから。 一人で歩くのも好きなのは、こんなことがあるから。 なんて言ってるんだろう、、、紅葉の妖精たち。 言葉は出てこなかったけど気配は確かにある、そんな事はありませんか? 後ろを振り返ると葉を支える太い幹が、、、 小さな感動から今日も始まった。…

シンクロニシティ

シンクロニシティ

藤井風という人のことは前から知っていたけど 昨日、たまたまfacebookで友人が取り上げていて、それを読んで共感していた。 バタバタと1日を過ごした夕食に、夫が再びのたまたま、「藤井風って知ってる?」と言う。 「えっ!知ってるよ〜今話題だよね!!いいよね」とお互いにびっくりした。 家庭内の小さなシンクロ、ちょっと嬉しい。 この曲はまさにヨガマインドを歌っていると思う。 世の中が小さなシンクロの風に揺れて そして大きな川となって良い方向へ動いていって欲しい。 そんな気がしてくる歌でもある。 もっと深い自分と出会って、もっと解放されよう、お互いに自由になろう! *****************…

関民先生の思い出

関民先生の思い出

どうして帽子を始めたのか(「帽子との出会い」)は先日書かせてもらった。 そうとは知らずに丁稚奉公としてアトリエに入った私の衝撃を想像して欲しいのだが 今となっては本当に懐かしい、貴重な体験をさせてもらった。 なにしろ恥ずかしくなるほど未熟だった私を、先生はどんな目で眺めていたのだろう。 今、印象に残っている言葉は、初めてミシンを踏む時に 「一目一目心を込めて踏むのよ〜」と。 それから、こうも言った 「あなたは一生、帽子を作るわね、かわいそうに」 そして「優雅に帽子を作りなさい」とも。 また「オーダーを受けちゃダメよ」と釘を刺されたこともある。 どうして帽子を作り続けることがかわいそうなの? 優…

3本ドレープ

3本ドレープ

試行錯誤を繰り返しています。 大変なんだけど、楽しさもあるから仕方ない。 目指しているのはカジュアルエレガンス 具体的には ①優しいかぶり心地 ②室内でかぶったままでOK ③バックにポンとしまえる ④それでいてお洒落 喜んでかぶってもらえる帽子目指してファイト!もうひとがんばり!! アトリエは予約制で活動中です。 12月には文化村クラフトコレクションに出展します。 ぜひ、お手にとってご覧くださり ご意見、ご感想をいただけたら幸いです。 冬こそ帽子のお洒落が重宝します。 冬枯れの街に帽子の花を咲かせましょう〜 宜しくどうぞお願いします。 ************************* いつも…

傘

先日、孫のお迎えの時のこと。 四谷三丁目で下車した際に、後ろからトントンと肩を叩かれた。 それが夫のそれと良く似ていて なぜこんなところにいるの?と思いながら振り返った。 すると赤の他人さまの男性が「傘を忘れてませんか?」と言う。 「あ!そうだ!!」と車内に戻り傘を手にして「ありがとう」を連発する私。 地下鉄の停車中の一瞬のことだったが ふわ〜っと嬉しさが込み上げスキップしたい感じ。 それからしばらく幸せ色に浸った。 あっと思ったことを、さっと行動に移して、間一髪の親切が届く。 すごいことだと思う。 私も真似したい、見習いたい。 どこの誰だかわからないけれどこの場を借りて もう一度ありがとうご…

kyoko帽

kyoko帽

このところ、療養の帽子「KYOKO帽」の人気が復活している、そんな気配。 お友達にプレゼントして好評だったから、リピ注文したいとメールがきた。 そう、この病気は本当に悩ましい。 自分ではなかなか買いに行かれないし、買うとしても自分なら無難な色になりがちだからこそ こんないちごミルク色がプレゼントには良いのではとアドバイスした。 アトリエのリボンでプレゼント仕様にして、早速送りました。 たかが帽子ではあるけれど、いっとき心が嬉しい方向へホワッとしたら幸いです。 そのいっときをたくさん寄せ集めたら幸せになるものね。 病気のお友達を気遣う優しさがある。 そして、それをお手伝いできて私は嬉しい。 辛い…

足を知れ

足を知れ

昨日のお教室でのこと。 先生は非常に真面目でいてお茶目、私はどこか天然で この二人の会話で出た言葉「足を知れ」、それが今も響いている。 二人とも、あれを作りたい、これはどうだろう、、、と デザインやアイデアが溢れてくる。 ところがそれを形に仕上げるまでの時間が足りない。 圧倒的に時間が足りなさすぎる。 それで出た言葉「足を知れ」です。 これは私は娘時代にも言われていたし ヨガでも教えられたし そして、今、還暦を過ぎて帽子のアトリエの現場でも再びのお目見え。 よほど、私の魂は未熟でこの世にやってきたみたい。 いえいえ、アイデアが湧いてくるなんて素敵なこと。 それをすぐに形にできないからって欲求不…

お教室風景

お教室風景

昨日のお教室ではHさん、冬物ジャケットが少しずつ形になってきました。 しっかりして何とも言えない風合いが素敵な生地です。 裏も素敵、森英恵のシルクですって。 しかしながら、手強い相手(布)でした。 厚地はやはり縫いにくいですね。 そんな時、よく先生は「手つきを真似してね』って言います。 上に重ねた布がズレてこないように、手でしっかり押さえながら縫って 今、見本を見せているところです。 厚地を何枚も重ねて縫い始める時に、こんな裏技知っていると上手に縫えますよ。 ボール紙を重ねて平らにしています。 次回は袖付けから始めます。 完成が楽しみですね。 アトリエKYOKO洋裁教室は少人数制です。 ご興味…