私の帽子ものがたり

遠方より友来る

遠方より友来る

遠方より友来る、また楽しからずや という言葉を思い出す。 そんな遥かアメリカから帰国中の友達と会った。 高校時代からの親友である。 お出かけに着て行ったのは2018年制作のワンピース。 ちょうど色の合うカチューシャが売れ残っていたので、それをセットアップした。 この洋服は真夏には暑くて着れなかったが 秋口にはもってこい。 旅行者の友達に合わせるようにカジュアルダウンしたつもりで ソックスとスニーカーを合わせる。 彼女は自分はTシャツチュニックとパンツという超カジュアルスタイルだったけど 私のスタイルを見て「わ〜可愛い!」と喜んでくれた。 二人とも60代後半なんだけど、笑。 自分の服を着て出かけ…

経年変化

経年変化

先日、お世話になっている方から良い言葉をいただいた。 「経年劣化ではなく、経年変化を楽しもう」です。 劣化ではなく変化だと思うこと、つまり、衰えることを受け入れるということかな。 具体的に私の場合は、ゆっくり動く、です。 ゆっくり動くことで、見えてくる景色も変わるから それを楽しみばいい、と考えた。 今にして思えば、若い頃はゆっくり動けず、一人よがりに頑張っていた感がある。 ゆっくりでいい、でもサボらないでコツコツ 地味に頑張ろうと思うのだった。 写真は今取り組んでいるベレー帽。 1、2枚目:表ができてプーぺに乗せて、いい感じ。 3枚目:さて、裏地を入れると当たりが出てしまい、少しがっかりの昨…

迷える子羊

迷える子羊

迷える子羊という言葉を思い出す。 子羊なんて可愛いものじゃないけれど、そう私は迷いの天才です。 そう言うと否定的にも受け取れるけど それを良い事だと思いたい。 なぜなら、より良い方向を模索するから迷うのです。 植物が太陽に向かって伸びるように 人もより良い方向へ伸びようとして思考が迷うなら それは素晴らしい、笑。 ただ、迷いの中に落ち込んでは辛い。 だから、急がないで、ゆっくりと、整理しながら、肯定的に進む必要がある。 忘れたり見失うことがある人間だから ゆっくりが結局早いのではなかろうか。 そんな事を考えていたら、あら〜もうお昼だ。 お昼ご飯は冷凍してあった米粉のパンケーキ。 自家製小倉あん…

秋の虫

秋の虫

杉並区軽井沢! 秋の虫が鳴きだしたよ!! こんなに暑いのにね。 虫さん、どこで鳴いているのか姿は見えないけれど 懐かしいような嬉しいような。 人の評価もなんのその、自分のお仕事こなしてゆくだけさ。 写真は朝のお散歩@中野セントラルパーク ************************* いつもお読みくださりありがとうございます。 友達に手紙を書くように書いています。 気ままな私の帽子ものがたり、良かったらお付き合いくださいませ。 ランキングに参加しています。 ポチッと応援クリックよろしくお願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 帽子ランキング

明日はヨガの土曜日

明日はヨガの土曜日

基本、第2第4日曜日に行なっているのですが 明日は特別、土曜日ヨガです。 もともと住んでいた地域の会館を借りていますが 会館の都合で希望日に予約できないことがあるのです。 月に2回なんて少なすぎる、、、と思いますよね。 でも、お家で自習することで体は応えてくれる。 自分のために自分で行う。 つまり自分しだいで、ある程度は健康を保てるのだ。 年齢を重ねてこそ、コツコツと積み重ねて欲しい。 写真はスキのポーズ。 若返りのポーズとも言われています。 ご高齢の方には「半分のスキ」という形で行なっています。 お近くの方、ご興味ある方、ぜひ、ご参加ください。 ヨガの後の清々しさを、ぜひ、ご一緒に! お待ち…

祝*赤ちゃん

祝*赤ちゃん

16日に入院して18日に緊急帝王切開で赤ちゃんは生まれた。 息子の第一子、私にとっては二人目の孫になる。 私は教科書通りの安産であったから、入院が長引いて心配していた。 案ずるより産むが如し?ああ良かった。 病院で面会し、母子ともに元気な姿を確認してきた。 あったかくて小さくて神聖な赤ちゃんの姿を思い出して 帰宅してしばらく動けない。 神さま、皆々様、ありがとうございました。 わくわく3人展を控えているから お手伝いは育休をとった息子と夫に任せて、私はしばし仕事に集中する。 みんなで助け合って、やってゆこうね! 帽子屋という仕事と家族への愛情と、首飾りにして生きてゆく。 ***********…

修行時代

修行時代

修行時代のことを今日は書いてみます。 神様のように慕っていた母が亡くなって、ポッカリ穴が空いた私だった。 1981年、母49歳、私23歳。 そんな時、彫刻家の従兄弟が「帽子やらないか」と薦めてくれた。 帽子なんて全然興味が無かったけれど 国立のそのアトリエに行ったその時から魅了されて 即決、「私、やります!」と言ったのでした。 当時、確か65歳の関民帽子作家の 半地下になったアトリエは木の優しさと手作りの温もりと帽子たちがキラキラしていた。 もともと手仕事が嫌いでは無かったし 20歳そこそこの小娘には従分すぎるほど魅力的だった。 アトリエの奥は住まいとご主人(彫刻家関頑亭)の工房で 早速そのキ…

ばらが咲いたよ

ばらが咲いたよ

アトリエの奥のばらが咲きました。 本当に情けないほど手入れのできないばらですが 音もなく静かに咲いてくれます。 香りもして、確かな存在感。 いただきもののマダムヨセフシュワルツ、まるで野生のばら。 今年も咲いてくれてありがとう。 心のために、枝をはらって花瓶に入れた。 掃除をしたり、メガネを作りに行ったり 今日もほんの少ししか帽子の時間は持てなかったけど こんな1日もありだ。 焦らないで、でも頑張る!バラを見ているとそう思える。 ************************* いつもお読みくださりありがとうございます。 友達に手紙を書くように書いています。 気ままな私の帽子ものがたり、良か…

未熟さに気づく旅

未熟さに気づく旅

ずっと取り組んでいた帽子があともう少しで完成するかな?という時に 娘から洋服のお直しを頼まれた。 やれやれ、お直しって簡単じゃないんだけどと 不平がましい気持ちのまま断れない。 幸いにもホックを付けるなど、まあ、簡単な作業に それでも下手くそな自分がいて四苦八苦。 現場のこの苦労わかってもらえないだろうなと思うとき また、フツフツと曇った心が湧いてくる。 そんな時、母を思い出した。 私が結婚する前に母は亡くなっているので 大人になってから母に何か頼む経験が無い。 結婚式の支度など心細かったものだ。 母に頼りたかったけど出来なかった色々を だからこそ娘に対して出来ることが幸いなのに 仕事を抱えて…

中野通りの桜が咲きました

中野通りの桜が咲きました

KYOKO帽の納品、お教室、孫のお迎え、そして打ち合わせもあった。 ふ〜っ、先週の忙しさったらなかったと振り返る今日は日曜日。 前回の更新から1週間が過ぎました。 今日は久しぶりに中野どおりのスタバに桜を見に出かけ その後、お庭に降りて草取りを30分して 先週のバタバタ感を仕切り直すようにスタートしました。 締切のある製作は大変だけど、だからこその充実感ありがたい。 孫は大変だけど元気ももらえる。 お料理も素材の輝き、味付けの妙、美味しいという幸せ感は外せない。 お掃除だって劣等生なりの達成感スッキリ感、ありがたし。 お散歩する心地よさ、朝は格別。 そう、やりたいこと色々を 宝石で輝くネックレ…